『上司に反対意見をうまく伝える方法』(DIAMOND・HBR記事より)
「この方向性、現場的にはちょっと無理があるかも・・・」
でも、誰も言わないし、自分も言いづらい――
そんな場面、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
今回読んだ記事では、そうした“言いにくさ”を乗り越えて、上司にうまく意見を伝えるためのヒントが紹介されています。特に印象に残ったのは以下の3つです。
- 沈黙はリスク
意見を言わないことが、結果的に組織にとって不利益をもたらすことも。勇気ある一言がチームを救う場合もあります。
- 「マイクロイエス」で対話を開く
「意見をお伝えしてもいいですか?」と小さな承認を得ることで、対立ではなく協働の空気を生み出すテクニック。
- “反論力”=信頼を築く力
上司の命令に従う「部下」ではなく、信頼される「パートナー」として意見を届けるには、自分の立ち位置やタイミングを見極めることが大切。
「Managing Up」とは、上司とうまくやることではなく、“上司を支援するスキル”
いわゆるManaging Upとは、日本語にすると「上司をマネジメントする」とやや違和感があるかもしれませんが、本質は“上司をよく理解し、その人がより良い意思決定をできるよう支援する力”。
この“支援する”の意識・姿勢がとても大切なのではないかと思います。
特に最近は、「上司が部下に支援すること」が強調されている流れがあるので、なおさらです。
ただこれは、イエスマンになることではなく、意見があるなら、上司をリスペクトしつつ、建設的に伝える。その積み重ねが、信頼される「対等なパートナー」としてのポジションを築くのだと思います。
今回紹介されていた「マイクロイエス」は、私自身も研修やコーチングでよく使うアプローチで、とても効果的だと感じます。
あなたの職場では、部下からの反対意見は歓迎される空気がありますか?
Managing Upは、上司と部下の関係をより良いものにするための共同作業。
まずは“言える文化”をつくることが、その第一歩かもしれません。
記事はこちら(※有料記事):
『上司に反対意見をうまく伝える方法』
https://dhbr.diamond.jp/articles/-/11959